高齢者に筋トレに必見!高負荷での筋トの《デメリット》

筋肉

この投稿は、~兵庫高齢者の介護予防・転倒予防特化型~ 訪問リハビリ整体院リ・サンテ宝塚』がいつまでも自分の足で歩き、元気に生活をしたい!と本気で思っている皆様にお身体について知らないことや気付いていないこと、運動方法や生活でのアドバイスとなるような情報を発信します。

今回は、「高齢者必見!高負荷での筋トレの《リスク》」と言うテーマでお伝えします。

よくテレビなどで聞いたりするけど実際どうなの?と疑問はないですか。

そこで今回は、高い負荷量でのトレーニングを行う際のリスクについて研究報告や医学書籍をもとに高齢者の方でも分かりやすく簡単にご紹介させて頂きます!

高齢者に筋トレに必見!高負荷での筋トレの《デメリット》

高負荷での筋トレにどんなデメリットがある?

  • 筋肉への悪影響
  • 循環器系への悪影響
  • 代償動作の誘発

と言ったリスクがあります。

筋肉への悪影響

高齢者が運動強度が高いトレーニングを行った直後に筋肉へどういった影響を及ぼすのか説明していきます。

あまり運動を行っていない高齢者の方が、いきなり運動強度が高い運動(例:20kgなど重たいダンベルなどを使う運動)を行うと筋肉の損傷をきたします。

その結果

筋肉痛

筋肉のこわばりと腫れの増加

最大筋肉の収縮力の減少

筋肉の素早い動き(瞬発的な筋収縮)の低下

筋パワーの減少

柔軟性の低下

といった筋肉の機能の低下を運動直後に認めることでお身体の機能が低下するとされており、日常生活バランス能力反応能力転倒リスクに影響を及ぼす可能性があるとされています。

この機能低下は、高齢者では1~2日間続くと言われており、

更に多くの高齢者の方は、若い人に比べ元々お身体の機能が低下(サルコペニア状態)しているため、筋肉の損傷が大きくなり、回復するまでに長い時間が必要とされています。

運動に不慣れな高齢者に運動指導を行う場合はいきなり負荷量が高いトレーニングを行うのではなく、数カ月間の間に徐々に運動強度を上げていく必要があります。

循環器への影響

運動を行うことは、高血圧の予防や治療、制御のための礎となる治療法とされています。

しかし…

過剰なトレーニング(オーバーワーク)を行うと、複数の恒常性のバランスの乱れにより、

筋肉外傷炎症酸化ストレス副腎機能不全免疫機能低下を次引き起こす可能性があります。

酸化ストレス:取り込まれた酸素の一部がDNAやタンパク質といった物質を傷つけ他の病気のリスクや廊下を促進させることです。

恒常性:生命機能を維持するために体内が安定な状態を維持できるように働くシステムの事です。

心臓にも大きな影響をおよぼします!

長期間の過剰なトレーニングは心房拡大左心室肥大右心室の損傷および不整脈と言った心臓にも影響が出る可能性があるので注意が必要とされています。

このことから高強度の運動を長期間行う場合は大きなリスクを伴う可能性があります。

代償動作の誘発

代償動作とは『ある動作が困難な時、別の動作や他の筋肉で補う動作』の事を言います。

例)スクワット動作での場合です。

この図のように、本来は『つま先から膝が出ない』ように行うのが正しい姿勢ですが、筋肉の弱さを違う姿勢や筋肉を使い補ってしまうことです。

これは運動の強度が強すぎる場合に多く見られることがあり、

誤った方法であれば効果がでず、痛みなどの他の障害が発生する可能性があります。

まとめ

このように高負荷での運動は筋肉の機能だけではなく、日常生活や転倒リスク、また心臓への負担を伴う危険性があります。

運動に不慣れな方は、いきなり負荷量が高いトレーニングを行うのではなく、数カ月間の間に徐々に運動強度を上げていく必要があります。

そのためには、運動のプロである理学療法士などの専門家の指導の下トレーニングを行うことが効果的に運動を行う秘訣です。

運動を指導する方は、こういった運動負荷量のリスクを抑え、より安全に効果的な運動を処方する必要があります。

また、自宅に帰り運動を継続して頂く場合は、代償動作の説明や、どこを鍛えるかなどの説明を行い、正しい方法を体得して頂く必要があります。

きちんとした評価をもとに、トレーニングを行うことが効果的です。

運動方法を教えてほしい!お身体の状態を見てほしい!

と言った方はいつでもお問い合わせください。

運動を行っていない人はまず、1度自分のお身体と向き合い、転倒予防のために運動を行って頂き、活き活きした生活をお送りください!

参考文献

L.B.R.Orssatto,B.M.MouraaE.S.BezerraabL.L.AndersencdS.N.OliveiraaF.Diefenthaeler:Influence of strength training intensity on subsequent recovery in elderly.Experimental Gerontology.Volume 106, June 2018, Pages 232-239

James E. Sharman,  Andre La Gerche, Jeff S. Coombes:Exercise and Cardiovascular Risk in Patients With Hypertension.American Journal of Hypertension, Volume 28, Issue 2, February 2015, Pages 147–158

兵庫県宝塚市の訪問リハビリ整体 リ・サンテとは

リハビリ整体リ・サンテは、兵庫県宝塚市にオープンした地域の高齢者を始め様々な方に密着し転倒予防介護予防を目的とした自宅訪問型のリハビリ整体です。

当整体院では兵庫県宝塚市の高齢者の方を始めとし、介護予防転倒予防体のケアを目的に筋力やバランス能力向上、動作指導を行う自費(保険外)のリハビリ訪問整体です。

訪問リハビリ整体の特徴は

自宅を訪問させて頂き病院で行われるリハビリと整体院で行われる施術の要素を併せ持つ生活に密着した業界初の生活圏全般をサポートする”整体院となっています。

訪問リハビリ整体リ・サンテには医療機関で高齢者の身体を回復させるためのリハビリに従事し、高齢者のフレイル対策介護予防転倒予防の研修を受けた理学療法士(国家資格)の資格を持ったスタッフが在籍しています。

ここで培った知識を生かし、高齢者の介護・転倒予防、運動不足解消を目的自宅を訪問させて頂き、高齢者一人一人の身体の状態を把握し完全個別式のリハビリ&整体サービスを提供しています。

当整体院では単なる『マッサージ』や『筋力トレーニング』だけで終わらず、最新の予防医学をもとに個人個人のお身体に合わせたプログラムを作成し60分間完全マンツーマンで施術させて頂きます。

※お身体の関節筋肉の状態、バランス能力数値化し、そのデータは後日グラフを作成しお渡しさせて頂きお身体についてお伝えさせて頂きます。

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