高齢者に多い骨粗鬆症について

高齢者向け

この投稿は、~兵庫高齢者の介護予防・転倒予防特化型~ 訪問リハビリ整体院リ・サンテ宝塚』がいつまでも自分の足で歩き、元気に生活をしたい!と本気で思っている皆様にお身体について知らないことや気付いていないこと、運動方法や生活でのアドバイスとなるような情報を発信します。

今回は、「高齢者に多い骨粗鬆症について」と言うテーマでお伝えします。

よくテレビなどで聞いたりするけど実際どうなの?と疑問はないですか。

そこで今回は、骨粗鬆症の予防方法をメインに研究報告や医学書籍をもとに高齢者の方でも分かりやすく簡単にご紹介させて頂きます!

高齢者に多い骨粗鬆症について

骨粗鬆症とは

骨は一定の強度を保つために骨の形成(骨形成)と骨を壊す(骨吸収)ことのバランスが一定に保たれています。

閉経などによりこのバランスが崩れる骨形成より骨吸収の割合が高まると、骨の強度が低下し骨折のリスクが高くなります。

骨粗鬆症の特徴

閉経後の骨密度低下は腰の骨ので検査をすると50歳以上の女性人口の約25%が骨粗鬆症と診断されます。

高齢となり骨密度が低いと骨折は1.4~2.4倍になることが報告されています。

過去に骨折をしたことがある人の骨折リスクは1.8倍となり転倒リスクの増加とも関係しています。

喫煙は骨折リスクを約1.3倍増加させ女性よりも男性に高くなります。

予防方法

予防方法は主に運動食事に分かれます。

運動療法

様々な研究により、あらゆる年齢層で骨量の改善や維持に身体的活動が関連することが証明されています。

骨粗鬆症を患っている高齢の方への運動療法は筋トレストレッチバランス練習、体重負荷などの衝撃が加わる運動注意機能練習マルチタスクが含まれるべきと報告されています。

骨は日常的な運動に対して骨を適応させるため、普段、骨にかからない衝撃がかかる運動を与えることで骨吸収を抑制し、骨再生を促進し骨量の維持に働きます。

また圧縮、張力、捻じりなどの運動を伴う筋力トレーニングは骨に対し力学的ストレスを増加させることで骨形成をが促進し骨量の維持や増加が図れます。

従来の筋力トレーニングよりパワートレーニングが効果あるとされています。

メモ

パワートレーニング=抵抗×速度

ここでPoint!

骨による運動の効果は部位特異的であり下肢だけのトレーニングより上肢も同様にトレーニングすることで股関節と脊椎の両方に骨密度の増加を認めると報告があります。

これらの運動は生活の質の向上に関与し転倒リスクを軽減させる効果もあります。

球技やダンス、体操、有酸素運動などの様々な方向からの衝撃が加わる運動は股関節や脊椎の骨の弱さに対して利用できる運動である可能性があります。

最近の研究では、握力股関節脊椎全身の骨密度と関係があると言われており、握力の把握は重要となります。

食事療法

カルシウムやビタミンDの摂取が骨再生を促すとされています。

カルシュウムが含まれている食材は乳製品、大豆製品、魚介類、野菜・海草類

どの程度カルシュウムを摂取すればいいの?

と疑問に思う方もいると思います。

カルシウム摂取量は少なくとも800~1000㎎/日と言う報告があります。

またカルシウムサプリメントと食事からのカルシウム摂取が男女問わず高齢者での骨粗鬆症による骨折リスクが減少するとされています。

カルシウム摂取量が500㎎/日以下の人は摂取している人と比べると骨折のリスクが50%も高いとされています。

ビタミンDはカルシウムの吸収促進効果があるため一緒に摂取することが推奨されています。

ビタミンDはキノコ類に多く含まれているほか、太陽の光を浴びることでビタミンDは分泌されます。

骨粗鬆症のまとめ

骨粗鬆症を患っている方への運動療法へは筋トレやウォーキングだけでなくストレッチやバランス練習を取り入れることで転倒リスクの減少や生活の質の向上に繋がります。

トレーニング中の不適切な姿勢、虚弱な部位への骨折をさけるために、運動に伴う転倒リスクなどを考慮し慎重かつ安全に行うことが必要です。

骨粗鬆症の方のトレーニング中に体を曲げたり横に倒したり、捻ったりすることで脊椎圧迫骨折の発生率が高くなるとの報告もあります。

握力股関節脊椎全身の骨密度と関係があると言われているため握力を指標にしてみてもいいかもしれません。

サルコペニアの握力基準

男性:25以上 女性:15kg以上

カルシウム摂取量は少なくとも800~1000㎎/日、ビタミンDは太陽の光にも積極的に浴び摂取して頂ければと思います。

こういった知識のもと、個別にプログラムされた運動の指導を受けることがお身体をよくするために重要です。

自分はまだ大丈夫!と思わず、1度自分のお身体と向き合い、転倒予防のために何かを行って頂き、活き活きした生活をお送りください!

参考文献

Ana Paula Rebucci Lirani-Galvão, Marise Lazaretti-Castro:Physical approach for prevention and treatment of osteoporosis Arquivos Brasileiros de Endocrinologia & Metabologia 54, 171-178, 2010

久保田 恵:カルシウム摂取による骨折・骨粗鬆症予防のエビデンス 日衛誌,58,317-327(2003)

藤原 佐枝子:2.骨粗鬆症の疫学と危険因子.94巻4号p.614-618.2005

兵庫県宝塚市の訪問リハビリ整体 リ・サンテとは

リハビリ整体リ・サンテは、兵庫県宝塚市にオープンした地域の高齢者を始め様々な方に密着し転倒予防介護予防を目的とした自宅訪問型のリハビリ整体です。

当整体院では兵庫県宝塚市の高齢者の方を始めとし、介護予防転倒予防体のケアを目的に筋力やバランス能力向上、動作指導を行う自費(保険外)のリハビリ訪問整体です。

訪問リハビリ整体の特徴は

自宅を訪問させて頂き病院で行われるリハビリと整体院で行われる施術の要素を併せ持つ生活に密着した業界初の生活圏全般をサポートする”整体院となっています。

訪問リハビリ整体リ・サンテには医療機関で高齢者の身体を回復させるためのリハビリに従事し、高齢者のフレイル対策介護予防転倒予防の研修を受けた理学療法士(国家資格)の資格を持ったスタッフが在籍しています。

ここで培った知識を生かし、高齢者の介護・転倒予防、運動不足解消を目的自宅を訪問させて頂き、高齢者一人一人の身体の状態を把握し完全個別式のリハビリ&整体サービスを提供しています。

当整体院では単なる『マッサージ』や『筋力トレーニング』だけで終わらず、最新の予防医学をもとに個人個人のお身体に合わせたプログラムを作成し60分間完全マンツーマンで施術させて頂きます。

※お身体の関節筋肉の状態、バランス能力数値化し、そのデータは後日グラフを作成しお渡しさせて頂きお身体についてお伝えさせて頂きます。

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