高齢者の転倒により受傷しやすい骨折!~手首編~

高齢者向け

この投稿は、~兵庫高齢者の介護予防・転倒予防特化型~ 訪問リハビリ整体院リ・サンテ宝塚』がいつまでも自分の足で歩き、元気に生活をしたい!と本気で思っている皆様にお身体について知らないことや気付いていないこと、運動方法や生活でのアドバイスとなるような情報を発信します。

今回は、「高齢者の転倒により受傷しやすい骨折!~手首編~」と言うテーマでお伝えします。

高齢者の転倒による骨折で多い4大骨折はなにか?と言われて「ピン💡」ときますか?

4大骨折と言われている骨折は 大腿骨近位部骨折(股関節)、脊椎圧迫骨折(背骨)、上腕骨近位部骨折(肩)、橈骨遠位端骨折(手首)のことを指します。

この呼び方なら聞いたことがあるかもしれません。

名前は聞くけど、これらの骨折ってどんなの??

といった疑問はないでしょうか?

そこで今回は橈骨の解剖知識と、橈骨遠位端骨折の特徴を研究報告や医学書籍をもとに高齢者の方でも分かりやすくご紹介させて頂きます!

高齢者に多い骨折とは?~手首編~

橈骨はどこの骨?

今回は橈骨遠位端骨折について紹介させて頂きます。

橈骨(とうこつ)はどこの骨かわかりますか?

肘関節から手関節までには骨が2つあります。親指側の骨が橈骨のことです。小指側の骨が尺骨(しゃっこつ)といいます。この橈骨側の骨折の事を橈骨遠位端骨折と言います。

この2つの骨は手平を上下に向ける動きや、ドアノブやペットボトルのふたを開けるなどの日常的な動作に関与しています。

それでは橈骨遠位端骨折について説明させて頂きます。

橈骨遠位端骨折とは

日本手外科学会 パンフレット「手外科シリーズ13橈骨遠位端骨折」から画像引用

橈骨遠位端骨折とは若年者でも生じることもありますが、高齢者に多く生じる骨折です。

この骨折は、70歳以上で若年者に比べ高齢男性では2倍高齢女性では17.7倍となり80歳を超えたあたりがピークとなると言われています。

また高齢の女性では、高齢の男性よりも1.9~3倍も多く発症しているのが特徴です。

橈骨遠位端骨折の原因

日本手外科学会 パンフレット「手外科シリーズ13橈骨遠位端骨折」から画像引用

高齢になると全身の筋力やバランス能力、注意機能が低下し転倒しやすくなります。

主な発生状況は、不意に転倒した際に頭や顔を守るために、手をにつくような形で転倒してしまうことです。

また男性より女性に多い理由としては、骨粗鬆症の影響により小さな転倒などにより骨折しやすい状態となっています。

骨折の仕方による違いとは

橈骨遠位端骨折は受傷の仕方で主にコレス骨折とスミス骨折に分けることができます。

コレス骨折

コレス骨折は主に〚手の平〛を地面について生じる骨折であり、手首側の骨が手の甲の方向へずれます。

橈骨遠位端骨折のうち最も多くはコレス骨折と言われています。

岡庭 豊:病気が見えるvol.11運動器・整形外科 医療情報研究所.2021.1.25から画像引用

スミス骨折

スミス骨折は主に〚手の甲〛を地面について生じる骨折であり、手首側の骨が手の平の方向へずれます。

岡庭 豊:病気が見えるvol.11運動器・整形外科 医療情報研究所.2021.1.25から画像引用

主な症状

橈骨遠位端骨折は転倒後に「手首への強い痛み」、炎症による強い「熱感」や「腫れ」が出現し手に力が入らなくなります。

また炎症や骨折により正中神経が圧迫され母指から薬指の感覚障害や痺れるをきたすことがあります。

治療方法は「骨片のズレが少ない場合はギプス固定」、骨片のズレが大きい場合はと徒手整復か手術となり、手首を動かすリハビリを行なう必要があります。

橈骨遠位端骨折のまとめ

この骨折は高齢者の特に女性に多く転倒時に手をつき起こりやすい骨折の一つです。

Coldwellの分類では骨が引っ付くまでには約6週間とされ、機能的には約8~12週間必要ともいわれています。

過去1年以内に大きな怪我はないが転倒された方、しそうになった方は再転倒リスクが高いため注意が必要です。

高齢者の方は知らないうちに全身の筋力やバランス能力、注意力が低下しています。

自分はまだ大丈夫!転ぶわけがない!

と言った方もおられると思いますが、1度自分のお身体と向き合い、転倒予防のために運動を行って頂き、活き活きした生活をお送りください!

参考文献

・岡庭 豊:病気が見えるvol.11運動器・整形外科 医療情報研究所.2021.1.25

日本手外科学会 パンフレット「手外科シリーズ13橈骨遠位端骨折」

日本整形外科学会 日本手外科学会:橈骨近位端骨折診療ガイドライン2017 改定第2版

・井樋 栄二ほか:標準整形外科学第14班 2020.01

兵庫県宝塚市の訪問リハビリ整体 リ・サンテとは

リハビリ整体リ・サンテは、兵庫県宝塚市にオープンした地域の高齢者を始め様々な方に密着し転倒予防介護予防を目的とした自宅訪問型のリハビリ整体です。

当整体院では兵庫県宝塚市の高齢者の方を始めとし、介護予防転倒予防体のケアを目的に筋力やバランス能力向上、動作指導を行う自費(保険外)のリハビリ訪問整体です。

訪問リハビリ整体の特徴は

自宅を訪問させて頂き病院で行われるリハビリと整体院で行われる施術の要素を併せ持つ生活に密着した業界初の生活圏全般をサポートする”整体院となっています。

訪問リハビリ整体リ・サンテには医療機関で高齢者の身体を回復させるためのリハビリに従事し、高齢者のフレイル対策介護予防転倒予防の研修を受けた理学療法士(国家資格)の資格を持ったスタッフが在籍しています。

ここで培った知識を生かし、高齢者の介護・転倒予防、運動不足解消を目的自宅を訪問させて頂き、高齢者一人一人の身体の状態を把握し完全個別式のリハビリ&整体サービスを提供しています。

当整体院では単なる『マッサージ』や『筋力トレーニング』だけで終わらず、最新の予防医学をもとに個人個人のお身体に合わせたプログラムを作成し60分間完全マンツーマンで施術させて頂きます。

※お身体の関節筋肉の状態、バランス能力数値化し、そのデータは後日グラフを作成しお渡しさせて頂きお身体についてお伝えさせて頂きます。

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