非特異的慢性腰痛症患者における理学療法に対するCOMI(ペルシア語版)の反応性と縦断的妥当性とは??

論文情報

この投稿は、~兵庫高齢者特化型の介護予防・転倒予防~訪問リハビリ整体リ・サンテ宝塚が高齢者のリハビリテーションに従事する医療従事者の方や、高齢者の転倒・介護予防に興味がある方に向けエビデンス情報を発信します。少しでも皆様のお役に立てればなと思っています。

Core Outcome Measures Index(COMI)は、腰痛(LBP)患者の重要な症状の結果を評価するための質問票です。

そこで

今回は、「非特異的慢性腰痛症患者における理学療法に対するCOMI(ペルシア語版)の反応性と縦断的妥当性」についてと言うテーマでお送りしていきたいと思っています。

非特異的慢性腰痛症患者における理学療法に対するCOMI(ペルシア語版)の反応性と縦断的妥当性とは??

本日紹介する論文

研究の目的

本研究の目的は非特異的な慢性腰痛患者を対象に、ペルシャ語COMI(COMI-P)の反応性と縦断的妥当性を検討すること。

対象

●非特異的慢性腰痛症を持つ平均年齢50.62±13.8歳の50名の患者

方法

  • COMI-P、ペルシャ機能評価指数(FRI-P)、痛みの視覚的アナログスケール(VAS)を含む冊子を、10セッションの理学療法を受ける前と終了後に記入

  • 理学療法終了時に、患者は変化に関するグローバル評価尺度(GRCS)を記入

  • 反応性は、内部反応性法[t検定、標準効果量(SES);標準化反応平均(SRM)、ガイアット反応性指数(GRI)]および外部反応性法[外部基準との相関、受信機動作特性(ROC)曲線]により検討
COMIの評価内容
  1. 背中の痛み
  2. 脚の痛み
  3. 機能
  4. 症状特有の幸福感
  5. 一般的なQOL
  6. 社会障害
  7. 労働障害

の機能が含まれています。

結果

  • t検定により、COMI-Pスコアの有意な変化が示され、COMI-Pの効果量は大きかった。

  • COMI-Pの得点変化は、FRI-P、VAS、GRCSと有意な相関があることが明らかになった。

  • 臨床的に重要な最小変化量は2.15ポイントと推定された(感度94%、特異度100%)。

まとめ

今回ご紹介したCOMI-Pはペルシア語版ですが、日本の方への利用も可能であると考えています。


COMI-Pは、非特異的な慢性腰痛に対する理学療法後の変化を検出する上で、反応性と縦断的妥当性があることが分かりました。

COMI-Pの総スコアが2.15ポイント向上すれば、個々の患者において臨床的に重要な変化と解釈することができます。

ぜひ、治療・アプローチの場でのアウトカムとしてこの検査方法も使用していただければと思います。

兵庫県宝塚市の訪問リハビリ整体 リ・サンテとは

リハビリ整体リ・サンテは、兵庫県宝塚市にオープンした地域の高齢者を始め様々な方に密着し転倒予防介護予防を目的とした自宅訪問型のリハビリ整体です。

当整体院では兵庫県宝塚市の高齢者の方を始めとし、介護予防転倒予防体のケアを目的に筋力やバランス能力向上、動作指導を行う自費(保険外)の訪問リハビリ整体です。

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リハビリ整体リ・サンテには医療機関で高齢者の身体を回復させるためのリハビリに従事し、高齢者のフレイル対策介護予防転倒予防の研修を受けた理学療法士(国家資格)の資格を持ったスタッフが在籍しています。

ここで培った知識を生かし、高齢者の介護・転倒予防、運動不足解消を目的自宅を訪問させて頂き、高齢者一人一人の身体の状態を把握し完全個別式のリハビリ&整体サービスを提供しています。

当整体院では単なる『マッサージ』や『筋力トレーニング』だけで終わらず、最新の予防医学をもとに個人個人のお身体に合わせたプログラムを作成し60分間完全マンツーマンで施術させて頂きます。

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