この投稿は、『~兵庫自費訪問リハビリ整体リ・サンテ宝塚~』が脳卒中や骨折、人工骨頭の手術後、腰痛のリハビリテーションに従事する医療従事者の方や、高齢者の転倒・介護予防に興味がある方に向けエビデンス情報を発信します。少しでも皆様のお役に立てればと思っています。
では早速!
「健康のために歩いています」
とても素晴らしい習慣です。
しかし、もし
“歩くだけ”よりも
“いくつかの運動を組み合わせた方が”
長生きにつながるとしたらどうでしょうか?
今回ご紹介するのは、
約11万人を30年以上追跡した大規模研究です。
この研究は、
運動は“量”だけでなく、“種類の多さ”が死亡リスク低下と関連する
という興味深い結果を示しました。
運動の種類が多いほど死亡リスクは低下する~30年追跡研究~
本日紹介する論文
Effects of Stretching or Strengthening Exercise on Spinal and Lumbopelvic Posture: A Systematic Review with Meta-Analysis.2024
研究の目的
これまでの研究で、
「運動量が多い人ほど長生きする」
ことは明らかになっていました。
しかし本研究の目的は、さらに踏み込み、
- どの種類の運動が死亡リスク低下と関連するのか?
- 運動の“種類の多さ”は、運動量とは別に影響するのか?
を明らかにすることでした。
つまり、
「どれくらい動くか」だけでなく
「どんな種類をいくつやっているか」
を調べた研究です。
方法
研究デザイン
本研究はアメリカの大規模前向きコホート研究です。
• 対象人数
約111,000人
• 追跡期間
約30年以上(1986〜2020年)
参加者は2年ごとに、
• どんな運動をしているか
• どれくらいの時間しているか
を回答しました。
研究者はそれを「MET」という運動強度の指標で換算し、
総運動量を計算。
さらに、
何種類の運動をしているか(活動の多様性)
も数値化しました。
その後、
• 全死亡
• 心臓病死亡
• がん死亡
• 呼吸器疾患死亡
との関連を統計的に解析しました。
対象
• 重大な慢性疾患を持たない健康な男女
• 医療従事者コホート
• すでに糖尿病や心疾患、がんなどがある人
• データが不十分な
つまり、
「健康な人が予防の観点でどうなるか」
を見た研究です。
介入方法
この研究は実験ではありません。
研究者が運動を指示したわけではなく、
参加者が日常生活で行っていた運動を観察しています。
• ウォーキング
• ジョギング
• ランニング
• 自転車
• 水泳
• テニス
• 階段昇降
• 筋力トレーニング
比較
① 運動量が多い人 vs 少ない人
② 運動の種類が多い人 vs 少ない人
特に重要なのは、
運動量を調整した上で、種類数の影響を検討した点です。
結果
①運動量が多いほど死亡リスクは低下
まず基本として、
運動量が多い人ほど死亡リスクは低くなりました。
特に週20MET時間程度まで大きなリスク低下が見られました。
(速歩き約90分程度)
これは既存研究と一致します
② 運動の種類が多いほどさらに低下
今回最大のポイントです。
運動の種類が多い群では、
■ 全死亡リスク:約19%低下
■ 心疾患死亡:有意に低下
■ がん死亡:有意に低下
■ 呼吸器疾患死亡:最大約40%低下
しかも、
運動量を同じにしても、種類が多い人の方が低リスク
でした。
これは非常に重要な知見です。
なぜ“種類”が重要なのか?
考えられる理由は3つあります。
① 刺激の幅が広がる
• 有酸素運動 → 心肺機能改善
• 筋トレ → 筋量維持
• 階段昇降 → 下肢筋+骨刺激
• 球技 → 俊敏性・神経系
体のあらゆる機能に刺激が入るため、
全身的な健康維持につながる可能性があります。
② ケガのリスク分散
同じ運動ばかりすると
特定部位に負担が集中します。
種類を分けることで
過負荷を避けやすくなります。
③ 継続しやすい
飽きにくく、
行動変容が長期化しやすい。
これも健康にとって非常に重要です。
結論とまとめ
本研究から分かることは、
✔ 運動は量が多いほど良い
✔ しかし“種類の多さ”も独立して重要
✔ 種類が多い人は死亡リスク19%低下
✔ 全身的刺激と継続性が鍵
つまり、
「歩くだけ」よりも
「歩く+筋トレ+階段」
の方が望ましい可能性があります。
理学療法士としての臨床応用
「単一種目処方からの脱却」です。
高齢者指導では、
• 散歩
• 椅子スクワット
• 段差昇降
• 片脚立ち
• 軽い速歩き
など複数組み合わせる設計が有効と考えられます。
これは
• フレイル予防
• 生活習慣病予防
• 健康寿命延伸
にも応用できます。
最後に!
健康寿命を延ばすために必要なのは、
「頑張りすぎること」ではなく
“少しずつ種類を増やすこと”
かもしれません。
今日から1つ、
新しい運動を追加してみませんか?
兵庫県宝塚市の自費訪問リハビリ整体 リ・サンテとは
自費訪問リハビリ整体リ・サンテは、兵庫県宝塚市にオープンした脳卒中の方や人工関節の手術をされた方、足腰にお悩みを抱えている方を始め様々な方に密着し自費(保険外)での自宅や施設への訪問型のリハビリ整体です。
自宅や施設を訪問し病院で行われるリハビリと整体院で行われる施術の要素を併せ持つ生活に密着した‟業界初の生活圏全般をサポートし生活の質の向上を目的とした”自費リハビリ施設となっています。
リハビリ整体リ・サンテには医療機関で脳卒中後遺症の方や、人工関節の術後、骨折後などの身体を回復させるためのリハビリに従事し、高齢者のフレイル対策や介護予防、転倒予防の研修を受けた理学療法士(国家資格)の資格を持ったスタッフが在籍しています。
ここで培った知識を生かし、自宅や施設を訪問させて頂き、皆さんのお悩み事をを解決するために一人一人の身体の状態を把握し完全個別式のリハビリ&整体サービスを提供しています。
当自費リハビリ整体では単なる『マッサージ』や『筋力トレーニング』だけで終わらず、最新の予防医学をもとに個人個人のお身体に合わせたプログラムを作成し30分~60分間完全マンツーマンで施術させて頂きます。

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